目次
初めに
FPVドローンを使用するには、アマチュア無線局の開局か、業務用無線局の開局をしなければなりません。用途によって必要な資格なども違ってきます。
FPVドローンを趣味目的で運用し、撮影した映像も営利目的で使用しないのであれば、アマチュア無線局の開局になります。(アマチュア無線4級以上が必要)
業務として営利目的で使用するのであれば、業務用の無線局の開局になります。(第三陸上特殊無線技士以上が必要)
業務用無線局を開局するときのネック
業務用の無線局を開局するには様々な条件が必要です。営利目的としての開局なので個人では不可能です。許可を得るのであれば法人・個人事業主に限られます。
電波利用の調整も必要なので、JUTMhttps://jutm.orgにも加入し、会費を払い、ドローンを飛行させる時の電波利用の調整もしなければなりません。
あとはドローンからの映像をゴーグルに飛ばすためのVTXという装置があまりにも少ないということ。
VTX
技適が取れているVTXで話を進めていきます。(技適が取れていない状況はあまりにも費用や時間を考慮すると非現実的なので)
それではいくつか候補として
BODUK社のHN10T (VTX) 5.7GHz 映像 送信機
https://boduk.shop-pro.jp/?pid=131837396
技適が取得されていますが、費用が10万円ほどします。
軽量のためマイクロドローンにも装備できるが、通信距離が30mから50mほどなので用途としても限られます。
上位タイプのものにすれば距離が延ばせられますが、その分費用も上がります。
FrSky VTX–Mini(SCOUT VS600MINI)5.7Ghz日本仕様
https://www.rc-airstage.com/product_info.php/products_id/17970
費用は、3万円ちょっと。
通信距離もあり、安く、費用対効果のいい商品です。
ただし(2022年2月現在)技適の取り直しをしているため、技適が取得できるまでお預けのものになります。
DJI FPV Air Unit
https://www.getfpv.com/caddx-dji-digital-hd-fpv-air-unit.html
※日本では現在発売されていません。
デジタル伝送できゴーグルでの映像もデジタルなので、非常に見やすいです。
合わせて専用のゴーグルDJI Digital HD FPV Goggles V1
上記を使用することによって伝送映像をデジタルで見ながらドローンを飛行させることができます。
ただこちらも現状日本では発売されていません。
上記セットは、VTXとゴーグルの相互通信が可能で、ゴーグルからも電波が発するので、業務用の開局はVTKとゴーグルの2局の開局が必要です。ゴーグルにも技適マークが必要です。
※一時発売されていたときに入手した方は開局をすまされている方もいます。
輸入品で内容が同じものを入手しても、技適マークがない場合がありますので注意が必要です。
DJI FPVコンボとの関係性
https://store.dji.com/jp/product/dji-fpv?vid=101601
2.4GHzのDJI FPVコンボのゴーグルはV2という名称です。
V2は設計上5.8GHzまでの仕様変更が可能ですが、上記商品はそもそも5GHz帯での技適が取れていない商品のため、日本においてAir Unitとの使用ができないです。